私が入職したのは、リゼクリニックがまだ新宿院のみだったころ。オープンして数ヶ月のときに、縁あって現場を統括するマネージャーとして働かせてもらうことになりました。
ちょうど、その当時最新だったルミナス社のライトシェア・デュエットという脱毛機が出始めたばかりで、リゼクリニックはこれを他に先駆けて導入したところでした。ルミナス社と共同で、最大限に効果を出すための照射方法、打ち漏れを避けるための研究を重ねたりしました。
それまでの脱毛機より一度に照射できる面積が圧倒的に広く、短時間で照射できることが非常に画期的で、「この脱毛機とともに、脱毛業界に革命を起こしたい!」という雰囲気がクリニックに満ちていたのを覚えています。すでに安全に脱毛を行うためのノウハウは蓄積していたので、他のクリニックよりも優れた脱毛が提供できるのではないかと、期待に溢れていました。
今もそうだと思いますが、リゼクリニックは開院当初から、「どこよりも安心安全な脱毛を提供する」というポリシーを掲げていて、当時はまだ1院しかなく患者さまの声を拾いやすい環境であったという事もあり、患者さまの声を真摯に受け止め、対応していくことを心がけていました。
たとえば、毛嚢炎や、硬毛・増毛化してしまった患者さまに「こんな事が起こるなんて聞いてない」と言われトラブルになることも少なくなかったので、カウンセリング時に医師がリスクをすべてお話しし、さらにコンシェルジュからも重ねてお伝えし、納得してもらい、契約していただくことにしました。
リスクを話すことは、もちろんクリニック側のデメリットにもなり得ます。気軽に来院した患者さまに話せば、「脱毛するのをやめよう」と思われるかもしれません。ただ、きちんと対処法まで話しておけば、実際にリスクが生じたときに、トラブルやクレームになりにくく、何より患者さまが不安にならずにすむのです。
料金に関しても、あとから追加料金が発生すると患者さまが不安になってしまうので、追加料金が発生しない料金体系をつくりました。最初のカウンセリングですべての料金を明確に提示。さらに、それまでは別途いただいていた剃毛料やキャンセル料を無料にしました。
当時は浸透していなかった全身脱毛プランなど、今では一般的になりつつあることも、他に先駆けて始めたのは、リゼクリニックです。
施術が始まってから患者さまと一番触れ合う機会が多いのは看護師さんたちなので、私は、看護師さんたちの声にとくに耳を傾けていました。
施術中の患者さまとのコミュニケーションの中で、「こういう声が上がってきた」と看護師さんたちから聞けば、すぐにスタッフ全員で共有し、本部に提案。すぐさまサービスに反映させていました。本部は現場の意見を大切にしてくれるので、とても風通しの良い職場でした。
皆、気持ちはひとつ。患者さまが喜んでくださるのが一番なので、その貢献ができることにやりがいを感じていました。
私は出産を機に退職しましたが、立ち上げの時期に関わったリゼクリニックが全国に院を増やし、今や、有名芸能人が出演するテレビCMを流していることは、感慨深いものがあります。
私が働いていたころは、リゼクリニックと言っても誰も知らなかったけれど、最近では「あのCMの?」と多くの人が答えてくれる。
組織が大きくなった分、何かひとつ決めるにも一筋縄にいかなかったりして、難しいことや大変に思う事も増えているのかもしれません。ただその分、やりがいもあると思うので、今後も患者さまのことを第一に考えて頑張ってほしいですね。
新たなリゼクリニックの歴史を、皆さんで刻んでいってください。応援しています。
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リゼクリニックの現在の発展の礎を築いた初代マネージャーの白井さん。現在は離職していますが、当時を振り返って、リゼクリニックの創生期を語ってもらいました。