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脱汚肌!原因別ニキビ跡の対策12つを医師が徹底解説

2025月1月10日

ドクター写真
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監修者:赤岩 優妃

リゼクリニック リード ドクター

所属学会

日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ボトックスビスタ認定医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー

「スキンケアを頑張っているのにニキビ跡が治らない…」
「私のニキビ跡ケア、間違っているのかな?」
気になるニキビ跡、今すぐきれいに治したいですよね。
実は、ニキビ跡には主に4つの原因があり、それぞれ適した対策が異なります。

この一覧を見て、適切な対策がすぐにわかったと思うかもしれませんね。

しかし、実際には、自分のニキビ跡の種類を正確に判断する工程こそが、ニキビ跡対策において非常に重要なポイントなのです。

ニキビに関する専門知識がない状態でニキビ跡を見分ける主な方法は「見た目」と「ニキビ跡ができてからの経過日数」しかありません。

安易に自己判断を行い、ケアや治療を行ってしまうと、ニキビ跡が改善するどころか、肌トラブルが増える可能性があります。

そこでこの記事では、原因別のニキビ跡のケア・治療方法に加え、ニキビ跡の種類を正確に把握するためにクリニックで診断を受けるべき理由を解説します。

記事の後半では、ニキビ跡を治療するために効果的なクリニックの選び方についても解説しています。ぜひご覧ください。


ニキビ跡の種類について、より詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
「【イラストでわかる】ニキビ跡の種類4つと治療法を医師が解説」

1.【原因別】ニキビ跡の対策一覧

前述の通り、原因によってそれぞれ適した対策が異なります。

まずはニキビ跡が発生する原因ごとに、ニキビ跡対策をチェックしていきましょう。

ニキビ跡ができる原因別の対策は、大まかに分けると以下のようになります。

  • 炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡:セルフケアが中心
  • 色素沈着が原因のシミのようなニキビ跡:セルフケアが中心
  • ニキビの重症化が原因でクレーター状になったニキビ跡:クリニックなどでの治療が中心
  • 体質などが原因でケロイド状になったニキビ跡:クリニックなどでの治療が中心

具体的な対策方法については2章以降で解説していきます。
今すぐに詳しく対策を知りたい人はこちらをチェックしてください。
「2.【セルフケア編】原因別のニキビ跡対策3つ」
「3.【治療編】ニキビ跡の対策9つ」

1-1. 炎症が原因で赤みが出ている
ニキビ跡の対策一覧

炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 セルフケア 低刺激性の化粧水や乳液で保湿する
2 セルフケア 肌に刺激を与えずに過ごす
3 セルフケア 生活習慣を整えてターンオーバーを促す
4 治療 イオン導入
5 治療 IPL光治療
6 治療 レーザー治療

炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡は自然治癒することも多く、ほとんどのケースでセルフケアによる改善が可能です。

1-2. 色素沈着が原因のシミのような
ニキビ跡の対策一覧

色素沈着によってシミのようになっているニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 セルフケア 美白効果が期待できる基礎化粧品を使う
2 セルフケア 紫外線対策を徹底し、肌に刺激を与えずに過ごす
3 セルフケア 生活習慣を整えてターンオーバーを促す
4 治療 トレチノイン/イソトレチノインの処方
5 治療 イオン導入
6 治療 IPL光治療
7 治療 レーザー治療
8 治療 ケミカルピーリング

色素沈着が原因のシミのようなニキビ跡はセルフケアによる改善が見込めるニキビ跡ですが、目立たなくなるまでには半年以上かかるケースもあります。

1-3. ニキビの重症化が原因で
クレーター状になったニキビ跡の対策一覧

クレーターのように凸凹になったニキビ跡は、セルフケアによる改善は望めません。

ニキビ跡を治すためには、以下の様に皮膚科やクリニックでの治療が必要です。

1 治療 マイクロニードル治療
2 治療 サブシジョン
3 治療 IPL光治療
4 治療 レーザー治療
5 治療 手術的治療

なお、くぼみが深いほど治療が難しく、ニキビ跡の状態によっては数年以上の治療が必要になることもあります。

1-4. 体質などが原因でケロイド状になった
ニキビ跡の対策一覧

体質などが原因で、ニキビの炎症に肌が過剰反応して出来てしまったケロイド状のニキビ跡は、保険適用で治療を受けられる可能性があります。

ケロイド状のニキビ跡はセルフケアによる改善はできないため、まずは皮膚科を受診しましょう。

1 治療(保険適用) ・薬やビタミン剤の処方
・ステロイド剤の処方(軟膏、貼り薬)
・ステロイド注射
・テーピングによる圧迫治療 など
2 治療(保険適用外) ボトックス注射
3 治療(保険適用外) レーザー治療
4 治療(保険適用外) 手術的治療

ただし、上記のうち美容が主な目的とみなされるボトックス注射やレーザー治療は健康保険が適用されないため、注意してください。

2.【セルフケア編】原因別のニキビ跡対策3つ

前章までは、ニキビ跡の原因別にニキビ跡対策を表形式で紹介しました。
とはいえ、表だけの情報では具体的に何をするべきなのか理解できないですよね。

肌に残った赤みやシミのようなニキビ跡は、肌のターンオーバーを正常に戻し、自然に排出させることで改善されます。

そのため、これから紹介する3つのセルフケアは、いずれも「肌のターンオーバーを正常化し、健康な状態に整える」ことを目的としています。

  • 化粧水や乳液で保湿する
  • 肌に刺激を与えずに過ごす
  • 生活習慣を整えて正常なターンオーバーを促す

それでは、ここからはより具体的に解説していきます。

2-1. 化粧水や乳液で保湿する

炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡の場合
アルコールフリーで刺激が少ない基礎化粧品を使う
色素沈着が原因のシミのようなニキビ跡の場合
美白効果が期待できる基礎化粧品を使う

ターンオーバーの正常化を促すためには、肌の保湿は欠かせません。

化粧水でしっかりと保湿をしたあとは、水分が蒸発しないように油分のある乳液やクリームで蓋をすることが大切です。

化粧水や乳液に含まれる成分はさまざまですが、以下のように目的に合わせて選ぶことが大切です。

低刺激性の成分 ・セラミド
・ヒアルロン酸
・ペプチド
・スクワラン
・ヘパリン類似物質
美白効果が期待できる成分 ・ビタミンC(メラニンの生成を抑える。色素沈着の増加を防ぐ)
・ナイアシンアミド(メラニンの生成を抑える。色素沈着の増加を防ぐ)
・アルブチン(メラニンの生成を抑える。色素沈着の増加を防ぐ)
・ハイドロキノン(メラニンの産生細胞そのものを減少させる。つまり、色素沈着を薄くする。皮膚科で入手できる)
・レチノール(肌のターンオーバーを促す)

肌に合わないと、肌トラブルの増加に繋がるため、まずはあなたの肌に合う低刺激・ノンアルコールのものを使ってみましょう。

また、色素沈着の場合、「美白効果」といっても予防がメインの成分と、色素沈着を薄くする成分があります。化粧水や乳液を買うときは、成分表示を必ず確認しましょう。

ハイドロキノンは皮膚科で入手できる!

高い美白効果が期待できるハイドロキノンは、実は皮膚科でも入手することができます。
市販のものは配合濃度が1%~4%程度ですが、病院の処方薬だと4%~10%程度もあります。


また、ハイドロキノンは通常、トレイノチン(レチノールの50倍から100倍の強さがある成分)と併用することが多いです。


その分、肌への刺激は強くなるため、万が一トラブルになったときのためにも、皮膚科へ行かれることをおすすめします。


参考:
シミ・肝斑の治療薬に配合される「ハイドロキノン」|みやびクリニック|福岡県春日市
専門医が教えるトレチノインの正しい使い方ーどんな「しみ」でも消えるのか、費用、副作用を含めて徹底解説ー|日吉駅の皮膚科・アレルギー科|ここクリニック皮フ科アレルギー科
ニキビ・ニキビ跡にレチノールは効果的?トレチノインとどちらがおすすめか解説! | 表参道美容皮膚科

2-2. 肌に刺激を与えずに過ごす

炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡の場合
・洗顔時はシャワーを直接顔に当てず、手で水をためて洗い流す
・洗顔後はティッシュやペーパータオルを使い、水分を優しく拭き取る
・必要以上に洗浄力の高いクレンジング剤は避ける
※オイルクレンジングは洗浄力が高いためNG(界面活性剤が多く配合されている)
・ピーリングなどの角質ケアは控える
・顔をとにかく触らない
・化粧水を塗るときは決して叩き込まない。手のひらでなじませる
色素沈着が原因のシミのようなニキビ跡の場合
上記にくわえ、紫外線対策を徹底する(日焼け止めと日傘を駆使する)

物理的なダメージや紫外線の刺激は、肌へのダメージになります。

肌はダメージを受けると、ダメージを早く回復させるためにターンオーバーを早めてしまいます。

早すぎるターンオーバーによって急いで作られた未熟な細胞は、本来のバリア機能や保水機能を十分に持たないまま肌表面に現れてしまいます。

その結果、外部からの刺激を受けやすくなり、ニキビやニキビ跡が悪化する可能性も高くなります。

多少大変ですが、美肌は日々の努力により生まれます。
ニキビ跡を本気で改善したいなら、上記すべてを実践し、極力肌に刺激を与えずに過ごしてください。

2-3. 生活習慣を整えて
正常なターンオーバーを促す

炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡の場合
・ビタミン・タンパク質・ミネラルをバランスよく摂る
・適度な運動を行う
・1日7~8時間を目安に十分な睡眠をとる
色素沈着が原因のシミのようなニキビ跡の場合

上記にくわえ、サプリメントなどでL-システイン※を摂る
※色素沈着をもたらすメラニン色素の生成を抑え、体外への排出をうながす作用があります。


参考:L-システイン|薬の成分ディクショナリー|エスエス製薬

肌のターンオーバーを整えるためには、肌表面だけではなく、体のなかからケアする必要があります。

具体的には、睡眠・食事・運動の3つの観点から生活リズムを整え、ターンオーバーの正常化をサポートする環境を整えましょう。

食事 下記の栄養素はターンオーバーの正常化に役立つため、率先して摂取する。
・ビタミンB2:納豆、アーモンド、モロヘイヤなど
・ビタミンB6:卵、大豆製品、マグロなど
・亜鉛:牡蠣、牛肉、レバーなど
・タンパク質:鶏肉、魚、大豆製品、卵など
運動 軽いウォーキングや散歩から始めるのもおすすめ。
肌に酸素が供給されやすくなるうえ、汗をかくと肌の水分が増す。
睡眠 6時間以上の睡眠時間を確保する。
できるだけ、ターンオーバーをサポートする「成長ホルモン」が多く分泌される、22時~深夜2時の間に十分な睡眠時間を確保する。

健康的な生活習慣を続けることで、肌のターンオーバーは正常化します。

その結果、ニキビ跡の改善ができ、また新たなニキビの発生も抑えられることが期待できるでしょう。

3.【治療編】ニキビ跡の対策9つ

前章では、ニキビ跡を改善するためのセルフケアについて解説しました。
ここからは、病院やクリニックで行われる治療について詳しく解説していきます。

1.【原因別】ニキビ跡の対策一覧」で解説したように、クレーター状のニキビ跡やケロイド状のニキビ跡は、セルフケアで改善ができません。

そのため、クリニックなどで治療をする必要があります。

ニキビ跡の治療には主に以下のような種類があります。

赤みが出ている
ニキビ跡
シミのような
ニキビ跡
クレーター状の
ニキビ跡
ケロイド状の
ニキビ跡
イオン導入 - -
IPL光治療
レーザー治療
ケミカルピーリング - - -
マイクロニードル治療 - - -
トレチノイン/
イソトレチノインの処方
- - -
サブシジョン - - -
ボトックス注射 - - -
手術的治療 - - -

それではそれぞれの治療法について解説していきます。

なお、上記のうちどの治療を行うかはクリニックでの判断となります。
自己判断せず、また薬剤の種類やダウンタイムなどは、あくまで目安として考えてください。

3-1. 【治療法】イオン導入

費用の目安 3,000~10,000円程度
(使用する薬剤によって異なる)

イオン導入とは、肌に微弱な電流を流すことで、肌の奥まで美容成分を浸透させる施術です。

使用する薬剤によって効果が異なり、主に以下のような薬剤を使用します。

  • トラネキサム酸:肝斑やシミの予防、抗炎症作用 など
  • 幹細胞培養上清液:美肌効果、シミの予防、抗炎症作用 など
  • ビタミンC:美白、メラニン生成抑制、色素沈着の改善 など
  • レチノール:ターンオーバー正常化、美白、色素沈着の改善 など

イオン導入にはダウンタイムがないため、気軽に治療を受けることができます。
一般的には、後述するケミカルピーリングや光治療と組み合わせることが多い治療です。

3-2. 【治療法】IPL光治療

費用の目安 15,000円程度/1回

IPL光治療とは、特殊な光を肌に照射して肌トラブルを改善する治療法です。

ニキビ跡や色素沈着だけではなくたるみや毛穴のケアなど、幅広い肌悩みを改善できることから、多くのクリニックで導入されています。

使用する機種によってダウンタイムは異なり、目安としては1~9日程度です。

3-3. 【治療法】レーザー治療

費用の目安 10,000~30,000円/1回
(使用する機器によって異なる)

レーザー治療とは、特定の波長を持つレーザー光を肌に当て、トラブルが起きている部分を局所的に破壊する治療法です。

レーザー治療の効果は、使用するレーザー機器によって以下のように若干の違いがあります。

  • ピコレーザー:メラニン色素の粒子を粉砕する など
  • フラクショナルレーザー:肌の表面を刺激してターンオーバーを促進する など
  • レーザートーニング:肌の色むらを整える など
  • 色素レーザー(Vビームなど):赤色の色素を選択的に吸収・分解する など

レーザー機器のよってダウンタイムの長さも異なりますが、およそ4日~1週間以上が目安です。

3-4. 【治療法】ケミカルピーリング

費用の目安 5,000円程度/1回

ケミカルピーリングとは、肌に専用のピーリング剤を塗布して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促す治療法です。

ケミカルピーリングには、ほとんどの場合ダウンタイムはありません。
前述のイオン導入と併用して、美容成分を肌の奥深くに浸透させる施術がよく行われています。

3-5. 【治療法】マイクロニードル治療

費用の目安 60,000~100,000円/1回
(使用する機器や治療する範囲によって異なる)

マイクロニードル治療とは、肌に極細の針を刺して穴を開け、肌のターンオーバーを促す治療法です。
肌に傷をつけて刺激をし、コラーゲンの生成を促進します。

肌に極小の針を刺すため、施術中にチクチクとした軽い痛みが起きる場合があります。

使用する機器によって種類が異なり、それぞれに細かい効果の違いがあります。

ダーマペン ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進する機器。
色素沈着の改善、しわやたるみの改善などが期待できる
<ダウンタイム>1~7日程度
ポテンツァ 針を抜くときの空気圧を利用し、薬剤を浸透しやすくする機器
ニキビ跡の改善、毛穴ケアなどが期待できる。
ダーマペンより効果が高く、ダウンタイムが短い代わりに、やや高い。
<ダウンタイム>1~3日程度
シルファームX モードを使い分け、肌表面にダメージを最小限に抑えて施術できる機器
肌のくすみケア、毛穴ケアなどが期待できる
<ダウンタイム>なし~1日程度

ダウンタイムの長さは、使用する機器や治療する範囲による違いがあるものの、およそ数時間~1週間程度です。

3-6. 【治療法】トレチノイン/
イソトレチノインの処方

費用の目安 トレチノイン:約3,000円/5g
イソトレチノイン:約10,000円/30日分

トレチノイン/イソトレチノインとはクリニックで処方される薬のひとつで、ニキビ跡やしみの改善を目的に処方されます。

トレチノインは軟膏でイソトレチノインは内服薬という違いはありますが、どちらも「ビタミンA誘導体」という成分が含まれています。

ビタミンA誘導体には、肌を健康に保ち、ターンオーバーを正常化する効果があります。

市販の化粧品に含まれる「レチノール」にもビタミンA誘導体が含まれていますが、トレチノイン/イソトレチノインはレチノールの50倍以上の効果が期待できます。

3-7. 【治療法】サブシジョン

費用の目安 約22,000円/2x2cm

サブシジョンは、肌のクレーターのように凸凹している部分をなめらかにするための治療法です。

肌の表面を切らずに針を肌の奥まで挿入して、肌のなかの引きつれを切ったりはがしたりします。

サブシジョンは、単に針を刺して肌を刺激するだけでなく、肌内部のクレーターの原因となる細胞に直接働きかける治療法です。

そのため、これまでレーザーなどでは治療が進まなかったニキビ跡に対する新しく効果的な解決策となりえます。

3-8. 【治療法】ボトックス注射

費用の目安 5,000~100,000円/1回
(使用する機器や治療する範囲によって異なる)

ボトックス注射とは、弛緩作用のあるボツリヌス毒素を使った治療のことです。

筋肉にA型ボツリヌス毒素を筋肉に注入しリラックスさせることで、ケロイド状になったニキビ跡にかかる負担を弱めてくれます。これはケロイドの悪化を防ぐことにつながります。

ボトックス注射のダウンタイムは短く、通常は1〜3日程度で治まります。

3-9. ケロイド状になったニキビ跡の治療法

ケロイド状のニキビ跡は、保険適用で以下のような治療を受けられる可能性があります。

  • 薬やビタミン剤の処方:ビタミン剤や抗炎症剤など
  • ステロイド剤の処方:抗炎症作用、ケロイドの成長抑制作用
  • ステロイド注射:抗炎症作用、ケロイドの成長抑制作用
  • テーピングによる圧迫治療 など

このように、主にステロイド剤による治療が中心となります。

4.本気でニキビ跡に悩むならクリニックに行こう

本気でニキビ跡に悩んでいて、できるだけ早くニキビ跡を消したいと考えているのであれば、セルフケアでの改善ではなく、クリニックでの治療を検討しましょう。

前述の通り、赤みや色素沈着によるニキビ跡であれば、セルフケアで改善の可能性がある場合もあります。

しかし、クレーター状やケロイド状といった深刻なニキビ跡は、セルフケアでは改善が見込めません。

見た目や経過日数から自分のニキビ跡を判断できると感じるかもしれませんね。


しかし、冒頭でもふれたように専門知識がない状態でニキビ跡の種類を正確に判断することは非常に困難です。

繰り返しになりますが、ニキビ跡を改善するためには、ニキビ跡の種類を正確に判断して最適なケアを行うことが最も重要です。

そのためには、ニキビ跡や美容の専門家がいるクリニックで相談するのが最も効果的だといえるでしょう。

5.ニキビ跡を治療するクリニックの選び方5つ

前章の内容を読んで「ニキビ跡についてクリニックで相談しよう」と思っても、どのようにクリニックを選べば良いのかわからず迷ってしまいますよね。

ニキビ跡を治療するための美容クリニックを選ぶときには、以下のポイントに注意して選ぶといいでしょう。

  • 施術者の技術力を確認する
  • 施術・薬剤・マシンを充分に揃えているか確認する
  • 対応している治療範囲を確認する
  • クリニックの立地や営業時間などが通いやすいか確認する
  • アフターケアが充実しているか確認する

この章では、上記の5つのポイントについてそれぞれ解説していきます。

5-1. 施術者の技術力を確認する

クリニック選びで最も重要なのは、施術者の技術力です。

技術力の低いクリニックでの治療は、顔に針の跡が残ったり、期待した効果が得られなかったりするリスクがあるからです。

とはいえ、どのようにクリニックの技術力を確認したらいいのかわからないですよね。
具体的には、以下のような方法でクリニックの技術力を確認できます。

  • オンラインでの口コミや評価をチェックする
  • 施術前後の写真を見る
  • どの様な教育・研修を受けたのかを直接確認する など

施術者のスキルが安定しているクリニックは、より安全で効果的な治療が期待できます。

5-2. 施術・薬剤・マシンを充分に
揃えているか確認する

施術内容や使用する薬剤、治療機器が豊富に取り揃えてあるかどうかも重要なチェックポイントです。

多様な選択肢が揃っているクリニックほど、個々のニキビ跡の状態や肌質に応じて最適な治療を提供することができます。

前述したようにクリニックが提供する治療法には、レーザー治療やマイクロニードル治療などがあり、さらにそれぞれ薬剤の違いなどによっては異なる効果があります。

繰り返しになりますが、ニキビ跡の原因や状態は人それぞれ異なります。
最適な治療法を受けるためには、クリニックが薬剤や設備を十分にそろえているかどうかを確認することが大切です。

5-3. 対応している治療範囲を確認する

クリニック選びの際に重要となるポイントの一つが「治療範囲の確認」です。

多くのクリニックで「全顔(顔全体)治療」を提供しているように宣伝していますが、実際には鼻やおでこなど一部の部位が含まれていないことがあります。

広告やカウンセリングで「全顔」と言われても、具体的にどの部位が含まれているのかを明確に確認しておきましょう。

特に自分が気になるニキビ跡がある場所が治療範囲に含まれているか、しっかり確認することが大切です。

5-4. クリニックの立地や営業時間などが
通いやすいか確認する

クリニック選びの際には、治療の質だけでなく、長期的な通院のしやすさも重要な判断基準です。

一般的にニキビ跡の治療が一度で完了することはなく、複数回の通院が必要となります。

そのため、クリニック選びの際には、治療の質だけでなく、下記のような通いやすさも考慮しておきましょう。

  • 自宅や職場・学校からアクセスしやすい場所にあるか
  • 営業時間が自分に合っているか(仕事帰りに通院したい場合は、夜間診療を行っているかなど)
  • 予約が取りやすいクリニックかどうか(予約システムの使いやすさ、曜日ごとの混雑状況など)
  • 予約のキャンセルがしやすいか

これらの点について理解してからクリニックを決めることで、納得してクリニックを決めることができますよ。

5-5. アフターケアが充実しているか確認する

万が一、施術後に赤みやかゆみが出た場合、すぐに対応してもらえるかどうかは必ず確認しましょう。

これらの症状は一時的なものであり、通常は問題ないケースがほとんどですが、迅速に対応してもらえるクリニックの方が安心して通い続けることができます。

例えば、リゼクリニックでは、施術後に赤みやかゆみが出た場合には無料で診察を行っています。

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〇大手クリニックだからできる<たしかな技術力>
技術力の低いクリニックでは、顔に針の跡が残ったり、治療の効果が十分に発揮できなかったりするリスクがあります。とはいえ、クリニックの技術力を判断するのは難しいですよね。

その点、私たちリゼクリニックには、医療脱毛分野で確立した独自の充実した研修制度があります。
どのスタッフも研修によって一定以上の技術力を備えているため、安心してご利用いただけます。


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6.まとめ

この記事では、ニキビ跡の種類とその対策について解説しました。
最後に記事の内容を振り返ってみましょう。

ニキビ跡ができる原因別の対策は、大まかに分けると以下のようになります。


〇炎症が原因で赤みが出ているニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 セルフケア 低刺激性の化粧水や乳液で保湿する
2 セルフケア 肌に刺激を与えずに過ごす
3 セルフケア 生活習慣を整えてターンオーバーを促す
4 治療 イオン導入
5 治療 IPL光治療
6 治療 レーザー治療

〇色素沈着によってシミのようになっているニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 セルフケア 美白効果が期待できる基礎化粧品を使う
2 セルフケア 紫外線対策を徹底し、肌に刺激を与えずに過ごす
3 セルフケア 生活習慣を整えてターンオーバーを促す
4 治療 トレチノイン/イソトレチノインの処方
5 治療 イオン導入
6 治療 IPL光治療
7 治療 レーザー治療
8 治療 ケミカルピーリング

〇色素沈着によってシミのようになっているニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 治療 マイクロニードル治療
2 治療 サブシジョン
3 治療 IPL光治療
4 治療 レーザー治療
5 治療 手術的治療

〇ケロイド状のニキビ跡の対策は、以下の通りです。

1 治療(保険適用) ・薬やビタミン剤の処方
・ステロイド剤の処方(軟膏、貼り薬)
・ステロイド注射
・テーピングによる圧迫治療 など
2 治療(保険適用外) ボトックス注射
3 治療(保険適用外) レーザー治療
4 治療(保険適用外) 手術的治療

このように、ニキビ跡にはそれぞれ原因にあわせた適した対策が必要です。

この記事が、あなたのニキビ跡を改善する助けとなると幸いです。